精度3倍に向上の5軸工作機械の旋回軸用軸受
日本精工、精度3倍に向上の5軸工作機械の旋回軸用軸受を発売という記事より
日本精工は5軸工作機械の旋回軸用軸受を発売する。現在主流のクロスローラー軸受に比べ精度や低摩擦性などで優れる玉軸受を完成、08年4月から受注を開始する。日本精工は工作機械の主軸用軸受で国内シェア約5割とトップ。ただし工具やテーブル角度を変えるための旋回軸の軸受はほとんど手がけていない。新しい軸受は2010年度に5億円の売り上げを目指す。完成した「ロバストスリム」は、5軸加工機のテーブルや工具保持部にある旋回軸が対象。高精度のボールを採用し、軸の振れのバラつきを0・5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以内に抑えた。クロスローラー軸受と比べて精度は約3倍に向上した。価格は9万円前後から。
標準的な玉軸受よりもボールを小径化して2倍以上の数を配置。これにより回転軸をひねるような荷重に対する剛性を高めた。玉を2列配した複列アンギュラー軸受ながら、軸受の幅は標準の玉軸受に比べ35%以上薄くし、クロスローラー軸受と同等のスペースで使えるようにした。
内径13センチ、17センチ、22センチメートルの3寸法を発売し、来秋以降さらに34センチ、40センチメートルの2品目も発売する。ローラーに比べると玉軸受は摩擦が少ないため、近年採用が増えているダイレクトドライブモーターでも使いやすいという利点もある。